厚生労働省から9月の有効求人倍率、完全失業率が発表されました。
正社員では1.02倍となりました。8月より0.01ポイントの上昇です。
パートタイム労働者を含めると、1.52倍で、こちらは8月と同じです。
これは、高度経済成長末期の1974年2月以来の高水準ということです。
景気の良さが実感できているかどうかは、各社で異なると思います。
しかし、共通するのは採用が難しくなっている、ということでしょう。
完全失業率は、2.8%で8月と変わっていません。
ミスマッチ失業率は3%程度あると言われますので、ほぼ完全雇用の状態と言えます。
総務省が31日発表した9月の完全失業率は、前月と同じ2.8%だった。求人があっても職種や勤務地など条件で折り合わずに起きる「ミスマッチ失業率」は3%程度とされる。3%割れは働く意思のある人なら誰でも働ける「完全雇用」状態にあるといえる。
今後の人口の推移は次のようになっています。
緑の棒が15歳から64歳の人口です。
2015年から2025年の10年間で600万人減少すると予想されています。
毎年、60万人ずつ減少する計算です。
次の10年は740万人減少、その次の10年は990万人です。
年に100万人減少する時代が到来します。
100万人といってもイメージし難いと思います。
都市でいうと仙台市の人口に相当します。
今後、事業拡大の機会があっても従業員が確保できないための断念することが多くなるでしょう。
ファミリーマートも24時間営業の見直しを始めた、という報道もあります(2017年10月30日、日経ビジネスONLINE)。
ファミマは2016年9月にサークルKサンクスと統合。現在、両ブランドの合計で全国約1万7800店を展開している。ファミマはこのうち深夜帯の来客が少ない数店舗で、深夜から未明にかけての営業をやめる。当面は「実験」という位置付けだ。
ファミリーレストランなど他業界では数年前から、24時間営業を見直す動きが広がっている。深夜帯はアルバイトやパートが集まりにくく、人件費もかさむため、各社業績の重しとなってきたのが理由だ。
魅力的な職場、働きやすい職場づくりに積極的に取組む必要がありそうです。
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