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『目に見えるもの、見えないもの』

最近、目に見えるもとと目にみえないものを区別して考えるようにしています。
目に見えるもの=分かりやすい、という特徴があります。
そのため、そこに着目しがちです。
それに対し、目に見えないもの=分かり難い、となります。
分かり難いため、表現することが出来ないケースがあります。

よく退職する従業員に「理由」を聞くことがあります。
今後の参考にしようとするものです。
ただ、それが本当の理由かどうかは怪しいものです。
「嫌いな上司がいるから辞める}と思っていても、そう答えないかも知れません。

また、本当の理由を表現出来ないため、適当な理由として「残業が多いから」と答えるかも知れません。
本当の理由は、「企業文化が合わず、雰囲気に馴染めず自分の居場所が無いと思ったから」かも知れません。しかし、そのように表現することは稀だと思います。
ヒトが何となく感じている違和感を表現することは意外と難しいものです。

よって、退職理由を聞くにしても本当かどうかは気をつけた方がいいと思います。

これと同じように、従業員の不満を聞く場合も表現しやすい=分かりやすいことを言っている可能性があります。
例えば、「給与が低い」というもの。
それは、「頑張っているのに、それを正当に評価してくれないことが不満」なのかも知れません。
前者を真に受けると、「給与水準を高めないとハイパフォーマーが退職してしまう。賃金改定をしよう」となります。
後者だと「評価制度の充実と結果のフィードバックを徹底しよう」となります。

目に見えない=分かり難い=表現し難いことの方が重要であることが多いと思います。
氷山の一角の例えのように、海面の下に着目することが大切になります。

【例】
企業風土、経営理念、人間関係、職場の雰囲気・空気、居心地、心理的安全性、将来性、成長意欲の刺激、経営者の人柄などなど



『マンガでやさしくわかる組織開発』中村和彦著から



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