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『チームの力が従業員エンゲージメントを高める』

Diamond Harvard Business Review の2019年11月では従業員エンゲージメントが特集されています。

 「従業員エンゲージメントを高めたい」というご相談を受けることも多くなってきました。
 様々な会社からエンゲージメントスコアを出す調査も提供されています。

 そもそも「従業員エンゲージメントとは何か?」

 様々な定義があると思いますが、Biz Hintでは次のように紹介しています。

 「従業員エンゲージメント」とは、企業と従業員が信頼し合い、互いに貢献しあう概念や企業と従業員との愛着心を指した言葉です。

https://bizhint.jp/keyword/72208

 エンゲージメントを高める要素は様々あります。
 DHBR誌の論文では、次のように指摘しています。

 最も強力な要素が判明した。それはひとえに、「業務の大部分をチームで行っている」と回答したかどうかだった。
 「チームで仕事をしている」と答えた回答者グループでは、エンゲージメントの高い従業員の割合が「1人で仕事をしている」と答えた回答者グループの2倍以上だった。
 職場での生の体験、つまりは一緒に仕事をする同僚と、同僚とのやり取りが何物にも勝る力をもっていたのだ。

 最近の職場では、個人ごとにPCが用意され、業務の細分化や専門化が進んだことで、業務が「個業化」していると言われます。
 マネジャーもプレイヤーの役割を求められ、時間的な余裕が無くなり、部下と対話する時間も減少しています。 
 職場の多様性も高まり、一体感を醸成するのが難しくなっています。
 何も施策を打たなければ、「バラバラな職場」「一体感のない職場」になってしまいます。
 そのため今、「チームで仕事をする」「チームワークを大切にする」という考え方の重要性が増してきています。

 まず、「仕事はチームでするもの」ということを意識することが必要であると思います。
 これが欠けていることが多く、チームワークを良くしよう!と考える人が少なくなっているように思います。
 論文でも以下のように記されています。

 素晴らしいチームとチームワークは歓迎すべき条件ではなく、欠かせない条件なのだ。

 チームの一員であり、そのチームに受け入れられている、安心感がある、といったことが実感出来るようにする必要がありそうです。

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