男性の育児休業取得は進むのでしょうか?
女性公務員の育児休業取得率は、ほぼ100%です。民間企業でも80%を超えており、出産を機に退職する女性は少数派になりました。それに比較して、男性の育児休業取得率は、伸びていますがまだ低い状態です。
その理由は、大きく2つあります。ひとつは、育児は女性が担うもの、という価値観。もうひとつは、職場の理解が進んでいないことです。
育児休業期間についても、男性の場合、7割が2週間未満です。短期間になるのは、収入減少という問題もあります。
男性が取る場合、どれ位の期間が適正なのか?
それは各々の事情によるでしょう。
目指すべきものが、男性の育児参加だとすれば、育児休業取得だけでなく、日々の残業時間の抑制も重要な課題になります。
1か月間休んだとしても、復帰後に従来と同じような働き方をしたのであれば、根本的な問題は解決しないでしょう。
「休む」ことに注目が集まりがちですが、通常業務をしているときも重要になります。
そのときに大切なのは、職場の理解、サポートです。育児は、介護と異なり一定期間で終了するものです。職場全体でサポートする文化の醸成が必要になります。
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