労働基準法が制定された昭和22年には、1週48時間、1日8時間労働でした。単純計算すれば、週休1日になります。これは昭和63年まで続きました。その後、週46時間、週44時間と段階的に短くなり、現在は週40時間になりました。これが平成9年です。
この時から週休2日制を導入する企業が多くなりました。そして、記事にあるように法律改正とは関係なく週休3日を導入する企業が出始めました。
日本マイクロソフトでは“勤務日だけを減らし、業務効率を高めるためのチャレンジ”としています。通常、労働時間数が減少すれば成果も減少するものと思われます。それを、維持若しくは高めることは、確かに「チャレンジ」だと思います。業務効率を高める、生産性を高める、ということへのチャレンジは簡単ではありません。同社では、“社員の給与水準や待遇、責任範囲、目標は一切変えなかった」ようです。
法令改正が無いまま週休3日が定着するとは思いませんが、従来の常識、過去の慣習などを見直す柔軟な発想は必要だと思います。また、時間をかければ成果が出る、という仕事が少なくなっています。労働時間と成果の関係性を見直す必要がありそです。
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