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『目標より、目的が大事』

「目標」と「目的」という言葉があります。

この違いについて、次のような記載がありました。

目的は長期のもので、見えにくく、利他の志向性をもち、考える力とつながるものです。目標は短期のもので、見ることができ、利己の要素が強く、知識やスキルとつながるものです。
別の観点で考えれば、目的とは方向(ベクトル)のことです。
(中略)
目標は距離のことです。
(中略)
整理すると次のようになります。
目的=方向・・・・・・志、夢、使命感、心、思いなど。質。(経営理念)
目標=距離・・・・・・具体的な取り組み事項、数値、モノなど。量。
そしてより重要なのは、目標ではなく目的です。

そこで会社の目的は何か?
会社の目標は何か?
ということになります。

会社の目的では、「利益をあげること」「株主へ還元すること」という考えがあります。
しかし、次のような考えもあります。

会社の目的は、売上や利益ではありません。売上げや利益は目標です。会社の目的は、「社員を幸福にする」などのように、そうなりたい、そうありたいと思う姿なのです。
会社は、売上げや利益などの目標ではなく、それらの目的を大事にしなければなりません。

忙しい日々の中、目的を忘れてしまい、つい目標ばかり重視することは無いでしょうか?
「目的と手段」という考えもあり、売上げなどの目標は目的を達成するための、あくまで手段であるとも言えます。

【参考図書】

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