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鳥貴族の値上げと人を大切にする経営

居酒屋さんに限ったことではありませんが、商品の値上げは躊躇するものです。

値上げによって起きる客離れを恐れてですが、その渦中にあるのが鳥貴族です。
値上げしたことで、客数が減少していると言われています。

東洋経済ONLINEに大倉社長のインタビューが載っています。
東洋経済ONLINEのページはこちら

この中で、値上げに対する思いを見ることができます。
特に、次のことに注目しました。
まさに、「人を大切にする経営」を行っていることが分かります。

今後の値上げについては、

絶対にしない。値下げして社員に対していい環境を作れるわけがない。その我慢が社員の待遇に影響する。おそらく、今、なかなか値上げできない他社は苦労していると思う。間違いなく人件費も高騰していくし、やはり労働環境をよくしていかないと人も集まらない。他社も本当はもっと適正な価格にしたいのではないか。

そして

外食業界では価格を上げなければ従業員に還元できないのに、後追いになっている。アルバイトや社員を獲得するために賃金を上げざるをえず、経営が逼迫してきて値上げせざるをえなくなる。ここは勇気を持って値上げして、社員の労働環境の改善に使う。従業員が集まらなくなったら将来はない。顧客に集まってもらうだけではダメ。そもそも社員が幸せでなければ、お客様を幸せにできない。

経営者として社員がつらそうに働いているとか、離職率が高いとか、それほど悲しいことはない。われわれもまだまだだが、この会社に携わる顧客をはじめ、社員、ステークホルダーをどれだけ多く幸せにできるかが、企業経営の大きな目的だ。どのステークホルダーを不幸にしてしまっても会社は永続できない。

と語っています。

大変な時期かも知れませんが、乗り切っていい会社になって欲しいと思います。

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