企業には従業員の労働時間を把握・管理する義務があります。
それは、適正な賃金を支払うためです。
それ以外にも、過度な労働による健康を損なうことを防ぐことがあります。
大きな目的は以上の2つですが、生産性向上に取組む企業では指標値を算出するためにも必要になっています。
健康については、産業構造が変化しているため身体的なものより精神的なものへの配慮が重要になっています。記事にあるように、長時間労働や過度のストレスにより睡眠障害になり、その後うつ病を発症して自殺に至ることが多いと言われます。
長時間労働が問題とされますが、職場でのストレスの方が問題だと思います。長時間労働と高ストレスには相関関係があるため、労働時間に注目されがちですが・・・。
ストレスの掛かり具合は、自分自身でも分かり難いものです。
また、個人差が大きいという特徴もあります。
ストレスに強い人もいれば、弱い人もいることを意識する必要があります。
職場のメンバーを皆同じと考えず、個人に着目した対応が求められます。
仕事自体、通常でもストレスがかかります。
まず、通勤においても満員電車に乗っていれば、それだけ高ストレスでしょう。
職場に着けば、上下関係があり、自分の裁量で仕事を進めることが難しくなります。
そして、職場には価値観の異なる人が集まっており、自分の価値観を抑えることもあります。
高ストレスを前提にした配慮が求められます。
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